クレジットカードに関するトリビア

» 50 Fun Facts About Credit Cards on Blueprint for Financial Prosperityより自分の興味を惹いたところだけピックアップ。片手間に読んでた上に段々読んでて疲れたので一部テキトーな訳あり。
http://www.bargaineering.com/articles/50-fun-facts-about-credit-cards.html


全てのクレジットカードの形とサイズは均一。クレジットカードの製造は標準のISO 7810(身分証明書のための国際標準)により規定されている。加えて、高性能なチップを備えているカードはISO 7816に、RFIDを持つカードはISO 14443に準じている。
カードに書かれている失効日は実は“偽の失効日”であり、実は失効日以後もカードを使うことはできるらしい。
クレジットカードの情報は磁気ストラップによって保持されており、4000Oeの高保磁度ストラップと300Oeの低保磁度ストラップの二つに分かれる。高い保磁度のものほど消すのが難しく、低い保磁度のものほど製造コストが安い。通常低保磁度の磁気ストラップの色はライトブラウンで、高保磁度の磁気ストラップは黒。ちなみにアメリカンエキスプレスカードの透明なカードには銀色のストラップが使用されており、この製造技術は特許になっている。低い保磁度のものはファスナーとの短期間の接触によってもすぐに損傷を受ける。そのため、現在流通するほとんどのクレジットカードは高保磁度ストライプでコードされている。
クレジットカードの番号は全てルーンアルゴリズムに従っている。
【ルーンアルゴリズムのしくみ】

1.最も右の桁から左に動いていき、あらゆる第2の桁の数字を倍にする。倍にして二桁になった場合は一の位と十の位を足す。

例:1111→2121、7856→5816(5×2=10→1+0=1, 7×2=14→1+4=5 もうおわかりですね?)




2.全ての桁の数字を足す

例:2121=2+1+2+1=6 5816=5+8+1+6=20




3.合計が10で割り切れる数になったら、それはルーンアルゴリズムに従った数字である=完璧なアカウント番号である




詳しくはLuhn algorithm - Wikipedia, the free encyclopedia参照。

さあ、あなたも自分のクレジットカードでやってみよう!

クレジットカード番号の最初の桁はMajor Industry Identifier(MII)に従っている。1/2は航空会社用、3は旅行/娯楽用、4/5は銀行業務用、6はファイナンシャル・マーチャンダイジング用、7は石油用、8はテレコミュニケーション用、0および9はこれら以外の用途に用いる。例えばアメリカンエキスプレスのクレジットカード番号の先頭の数字は3(旅行・娯楽用)で、VISAのクレジットカード番号の先頭の数字は4。
クレジットカード番号の最初の6桁はMIIを含む発行人番号。34xxxx/37xxxxはアメリカンエキスプレス、4xxxxxはVISA、51-55xxxxはマスターカード、6011xxはDiscover。
クレジットカードは未成年者との契約を結んではいけないので、もしクレジットカードを利用しても未成年者はクレジットカード会社に一銭も払い戻す必要がない(親が契約している場合や保証人になっている場合を除く)。
未返済の残高が50ドル以下ならば、鼻を垂らしながら「ぼくわカードをなくしまんたー」って言えばその残高はチャラになるらしい(書類の賠償責任に書いてある額による)。
クレジットカード会社の利率を管理する連邦法は無い。1978年のマルケット国立銀行対オハマサービス社の裁判では、カード会社の本部がある州(顧客が住む州ではない)の貸金業規制法にのみ従う必要があるという判決を下した
さらに、クレジットカード会社の本部がある州のほとんどには金利に制限がないか、非常に高い。
【本部と利率の例】

アメリカンエキスプレス:ユタ州(制限無し)

Bank of America:アリゾナ州(36%)

Citibank:サウスダコダ州(制限無し)

Capital One:バージニア州(制限無し)

Providian:ニューハンプシャー州(制限無し)

JP Morgan Chase、MBNA (Bank of America)、Morgan Stanley/Discover、HSBCデラウェア州(制限無し)

アメリカの家庭は1ヵ月につき約6つのクレジットカード契約の勧誘を受け、その反応率は33%
一通のダイレクトメールを送るだけで80ドルかかる
クレジットカード会社が金利で得た収益は2005年で894億ドル、2006年で901億ドル
クレジットカード会社が手数料で得た収益は2005年で548億ドル、2006年で552億ドル
マスターカード時価総額は142.4億ドル。アメリカンエキスプレスの時価総額は712.6億ドル。モーガン・スタンリー(Discover Cardを出してるところの親会社)の時価総額は864億ドル。VISAは不明。